ライダースパブリシティの相乗効果を生む事業

ライダースパブリシティの相乗効果を生む事業

昭和40年に創業したライダースパブリシティ。この会社ではマーケティング・プロモーション、ハウジング・マーケティング、ライフ&ヘルスケアという3つの事業を中心に展開しているようです。この3つの事業はどのような展開をしており、それぞれにどのような関係性を持っているのでしょうか。

 

マーケティング・プロモーションは、ライダースパブリシティが創業から行ってきた事業でもあります。その中で、この変化の時代と呼ばれる今までの当たり前が通用しなくなった時代においても変わらないポリシーを、ライダースパブリシティは持ち続けているといいます。それは生活者と企業の2つの視線を持つということです。この視点で市場を見つめ、生活者の本音と価値基準を捉えることでマーケティングの課題を的確に抽出することができます。そしてもう1つは、クライアントの持つサービス、商品の潜在的な価値を引き出すように生活者の本音と価値基準にフィットするコミュニケーション戦略を作り出すということです。

 

ライダースパブリシティのハウジング・マーケティングは1968年に生み出された総合住宅展示場事業にはじまります。実際に住宅を体感できる高品質のモデルハウスをつくることで、生活者と住宅メーカーに大きなメリットを与えたようです。さらに、その総合住宅展示場に使われる用地を確保するための取り組みも行われました。それは土地有効活用のスキームを活用し、事業化した土地有効活用事業のことであり、ライダースパブリシティの企業の大きな特徴の1つとなっているようです。

 

このような展開はライフ&ヘルスケア事業に大きな影響を与えました。理想の住まいを手に入れたあとは、健康な体を手に入れることで人生を楽しむことができるという考えを持ったライダースパブリシティ。この企業は24時間年中無休のフィットネスジムであるANYTIME FITNESSをスタートさせました。さらに、土地有効活用事業で手に入れた土地を駐車場にし、それをエコロジーという全く新しい概念と組み合わせたエコパーキングという事業もはじめています。

 

このようにライダースパブリシティでは、それぞれの事業がそれぞれの魅力を掛け合わせることで、その存在をより大きくすることができているようです。マーケティングで培ったノウハウをハウジング事業に加えて、さらにそのハウジング事業で培ったノウハウをライフ&ヘルスケア事業へ。事業の取り組みを見るだけで相乗効果が出ていることがうかがい知れるライダースパブリシティに、ますます注目が集まっていくのではないでしょうか。